人材関連 経営者のマイストーリー

失ったからこその強さ

ご存知ですか?電気・ガス・水道、ライフラインの全てを止められ自己破産寸前の大ピンチを経験しながらも、創業から15年を経て業界内で存在感を増している会社があることを。

学生の教育に携わる事業がしたいと、私が大学在学中に立ち上げたビーウェルのことです。

自分で言うのもなんですが、教育に厳しい両親に育てられ、バスケットボールを得意とする、勉強も運動もデキる子どもでした。出身である香川県内トップの小学校に通い、いわゆる問題解決のプロセスを自然と身につけていたように思います。目的からの逆算思考を常として、向かうところ敵なしとすら感じてきた私でしたが、小学6年生当時にただ1つ、乗り越え難かった事がありました。

姉の死です。

急性白血病の診断を受けてから、1ヶ月と経たないうちに亡くなった姉。「こんなにも簡単に、人は死ぬ」という無常感と喪失感から、自分の内にこもるようになり気がつけば中学2年になっていました。そんな時、見かねた叔父がイギリスへの短期留学に誘ってくれたことが転機になります。このままでいても姉は生き返らないし、私は自分の人生をきっと後悔する日がくるだろう。きっかけを掴みたくて渡った異国での生活と自己主張の文化が私をさらに押し上げてくれました。

帰国後は生徒会長として学校の変革に取り組み、大学ではバスケサークルを立ち上げ日本一にも輝きました。1つの成功体験がまた別の成功体験へと連鎖していく。海を越えなければ知り得なかった学び、「無知の知を知る」ことこそ日本の多くの学生たちに必要なことだと起業のヒントとなりました。

私がかつて喪失から立ち直ることを決意し行動したように、人生は自分の選択次第でつくることができる。それを教えてくれたのは姉の死でした。

ビーウェルには今、私と同じように家族との別れや機能不全を乗り越えてきたスタッフが多く集まっています。学生時代に苦悩や喪失を経験した当事者たちだからこそ、これから社会に出ていく学生たちとの関わりに深い意味を持たせることができる。

無知の知を知ったその先にある、よりよい人生の選択のために、私たちがいます。

株式会社ビーウェル - 白根 孝昭 - WEB名刺
私は一度会ったら忘れられない人間です。 人間的な魅力もそうですが、自分が目指しているビジョン(世界観)や提供サービス全てで魅了したいと想って接しているからです。

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