IT関連 経営者のマイストーリー

左手で、握手を。

『最強に運がいい』。私は、自分のことをそう思っています。 では、私の身には良いことしか起こらないのかというと、そんなことはありません。子供の頃にはイジメに遭っていたし、17歳では事故で左手指4本の切断を覚悟しないといけないような大怪我を負っています。社会人になってからも失敗してばかりでしたし、この会社を潰しそうになり、過去あんなに泣いたことはない、というくらい大泣きしたことも…。
そんな私が、自分を運がいい人間だと思えるようになった分岐点は、17歳の時に負った大怪我を懸命に治療し、左手指を残してくれた医師との出会いでした。あの出会いは紛れもなく、運が味方をしてくれたと今でも思っています。他人のために一生懸命に治療してくれた恩に報いたい。授かった運に生かされた自分に恥じない生き方をしたい。医師の姿を見て芽生えた17歳の頃の想いに私は今も支えられています。
それ以来、自分は運がいいと、良い出来事に目を向けて生きてきました。客観的に見れば“良くない出来事”もそれなりにあったはずです。しかし、悪いこと・不幸をコレクションしたところで、良いことは起きそうにありません。自分はツイている、十分に与えられていると思えばこそ、人におすそ分けをしようという発想が生まれます。それこそが、私が大切にしている考え方『喜楽』の源泉であり、『最強に運がいい』の正体です。
運の良さに今日も生かしてもらっている私は、趣味のベースを弾き、仲間と乾杯をし、時には肩を組んで歌い、格闘技で身体を鍛え…と自由を謳歌することができています。 そして今度お会いした時には、あの医師が残してくれた左手で、私と握手をしましょう。

https://w-m.me/gma/kato.html

タイトルとURLをコピーしました